企業キャンペーン&集客に使える「ハッシュタグ」とはどんなもの？

「ハッシュタグ」とは、いったいどのようなものなのでしょうか？

InstagramやTwitterを利用したことのある方はご存知かと思いますが、キーワードの前に半角の「#」をつけて投稿することで、クリック可能なリンクタグになる機能をハッシュタグと呼びます。

ハッシュタグをつけることで、同じキーワードのハッシュタグをつけた他の投稿と一緒に表示されるようになり、他のSNSユーザーから、関連する投稿と共に閲覧されることになります。

いわば「同じキーワードで関連付けられたまとめ表示機能」というふうに理解すると分かりやすいでしょう。ハッシュタグを用いて投稿することで、一定のキーワードに興味を持ったSNSユーザーから閲覧されやすくなるのです。

また、関連づいたハッシュタグをいくつもつけることによって、閲覧母数を増やすことも可能です。

たとえば、夏休みに関連した企業キャンペーンを行う場合、「#夏休み」というハッシュタグをつけるだけでなく、「#楽しい」「#休暇」「#海」「#花火」など、夏休みに関連したキーワードを多数選んで投稿することで、関連する投稿を閲覧するたくさんのユーザーにアプローチできるようになります。

では、企業キャンペーン&集客にハッシュタグを用いることで得られるメリットを具体的に見ていきましょう。

 

ハッシュタグキャンペーンをプロモーションで行うメリット

先ほどもお伝えしたとおり、InstagramやTwitterをビジネスで活用するにあたり、ぜひとも利用したいのがハッシュタグです。企業がハッシュタグキャンペーンを行うことで、どのような具体的なメリットがあるかは、以下の通りとなっています。

 

ユーザー参加型のキャンペーンを行いやすい

「ハッシュタグをつけて投稿すれば○○がもらえる！」といったように、ハッシュタグを利用した投稿を促すだけで、簡単にユーザー参加型の企業キャンペーンを企画することができます。

また「お店の写真を撮ってハッシュタグをつける」などの条件づけによって、ユーザーにお店などの特定の場所へ行く動機付けを与えることもでき、SNSによる集客も実現することが可能です。

 

企業がキャンペーンの情報を集約しやすい

ハッシュタグを用いれば、企業はキャンペーンに関連した情報を簡単に集約できるようになります。関連した投稿がどれだけあるのか、反応を手軽にチェックすることができ、企画の効果の見える化もスムーズに行うことができます。

さらに、特定のハッシュタグ投稿を自社サイトや運用メディアにまとめて表示することができる「ソーシャルハブ」と呼ばれるサービスを利用することで、キャンペーンに関連したコンテンツも簡単につくることが可能となるのもメリットであるといえるでしょう。

 

ハッシュタグを用いたキャンペーン成功事例５選！

それでは、実際にInstagramやTwitterでハッシュタグを用いて成功したSNSキャンペーンの事例を見ていきましょう。2017年に実施されている新しいものから、過去に伝説的な記録を残したキャンペーンまで、注目の５つの成功事例を集めてみました。

 

１【ソフトバンク】あなたはどっち派？リツイートキャンペーン

参考URL：https://www.softbank.jp/mobile/info/personal/news/cm_campaign/20170314a/

「あなたはどっち派？リツイートキャンペーン」は、ソフトバンクが企画したTwitterでのSNSキャンペーンです。

2017年3月14日（火）午前11時から開始されたこのキャンペーンは、ソフトバンクの「とく放題」と呼ばれるサービスの広報の一環で行われたものです。

「どっち派？」とあるとおり、２択のうちのひとつを選択したうえで、「#○○放題」と「#とく放題」という２つのハッシュタグをつけてリツイートすることで参加が可能で、２択のテーマに対しての多数派を選んだ人の中から、抽選で商品をプレゼントするというものでした。

2017年3月14日（火）午前11時から2017年4月11日（火）午前10時59分まで、約１ヶ月にわたって行われたキャンペーンの期間中に、ソフトバンク公式アカウントのフォロワー数は約10,000件増加し、大成功に終わりました。

 

２【スタークルーズ】７泊８日クルーズが当たる！キャンペーン

 

参考URL：http://www.starcruises.co.jp/info-news/label-press/2017/03/id1915.html

豪華客船スーパースター ヴァーゴを所有するスタークルーズは、2017年4月1日(金)〜5月7日までの約１ヶ月にわたり、「７泊８日のクルーズ旅行が当たる！」という企画を実施しました。

「#ヴァーゴで船旅」というハッシュタグをつけてスーパースター ヴァーゴの写真をSNSに投稿するだけで、大阪・横浜を母港とする豪華客船スーパースター ヴァーゴでの贅沢な７泊８日の船旅が当たるという企画で、関連する投稿数は約500件を超え、拡散数は約7,000件を超えました。

スーパースター ヴァーゴの写真を撮ることを参加条件にしているため、キャンペーンに参加するために港などに足を運ぶ人も増え、SNSを利用した集客にも結びつく企画であると言えます。

 

３【サントリー】「頂（いただき）」340ml×1ケース（24本）が100名にプレゼント

参考URL：http://www.suntory.co.jp/beer/itadaki/campaign/sns/201706/?fromid=camp_list

サントリーが新商品「頂（いただき）」の発表に伴い、2017年6月〜7月にかけて行ったキャンペーンで、Twitterにてサントリーの公式アカウントをフォローして、「#頂をいただき」というハッシュタグをつけ、CM動画のついた指定の投稿をリツイートすることで、340ml×1ケース（24本）が100名に当たるという内容でした。

この関連ツイートのリツイート数は、実に16000件以上のリツイートまで伸び、1,300件近い「いいね」を獲得して、新商品のPRを効果的に成功させました。

 

４【星野リゾート】SEASON_RISONARE INSTAGRAM キャンペーン

参考URL：http://www.risonare-wedding.com/seasonrisonare/

星野リゾートは、2016年10月〜11月にかけて、「#ごほうびリゾナーレ」というハッシュタグをつけて、「ごほうび」や「癒し」をテーマにした写真の投稿をSNS上で募集し、抽選で星野リゾートの豪華な宿泊をプレゼントするというキャンペーンを行いました。

当時は冬のキャンペーン期間中ということもあり、美しいイルミネーションなどの写真が多く集まり、関連する投稿数は2,200件を超えました。なお、このキャンペーンは好評につき、2017年12月現在も、同様のキャンペーンが開催されています。

同じようなSNSキャンペーン企画を毎年行うことによって、参加者の記憶に残ることも、ハッシュタグキャンペーンの面白いところでもあります。

 

５【江崎グリコ】ツイート数371万44でギネス更新！ポッキーの日キャンペーン

参考URL：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000008534.html

「11月11日はポッキーの日」というキャッチコピーは現在かなり浸透していますが、そのきっかけともなったギネス記録挑戦が、2013年11月11日にTwitter上で行われました。

「#ポッキー1111」というハッシュタグのついた投稿数で世界一を目指す、というシンプルな企画でしたが、なんと24時間の間に371万44件もの関連ツイート数を叩き出し、見事ギネス記録を更新しました。

このように、SNSキャンペーンは参加したユーザーの数などを即座にデータとして記録することができるため、このようにギネス記録などにもチャレンジできるほか、ユーザーに反響をダイレクトにアピールできるため、商品の認知や販促に与えるインパクトも非常に強いものとなります。

 

まとめ

今回は、販促&集客に効果的なハッシュタグキャンペーンの成功事例を詳しく見てまいりました。ハッシュタグを用いたキャンペーンは、InstagramやTwitterによって、事例のとおり、非常に手軽に企画できるうえ、「ソーシャルハブ」サービスを活用することで管理・運用も非常に簡単に行うことができます。

新しいキャンペーンを企画しようと考えている担当者の方は、今回挙げた事例を参考に、ぜひともハッシュタグキャンペーンを実践してみてはいかがでしょうか。

 

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